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冬山2

前回に引き続き「八甲田の雪崩」に関すること

↓の記事にある図を見て、ちょっと、思ったこと…

陸奥新報:前触れなくのみ込む/八甲田雪崩事故

以下、一素人がなんとなく思ったこと、というか、ぐるぐる妄想してしまったことを、徒然なるままに…

現場近くにいて、いち早く救助にあたったという、オーストラリア人のツアーグループ(ガイドはアメリカ人)。全員がスキーパトロール隊員。雪山救助のプロフェッショナルである彼らが近くにいて、本当によかった。彼らがいなければ、被害はもっと拡大していたと思う。

でもね、↑の記事の図を見て、豪チームは、この雪崩に巻き込まれたツアーグループの上方(つまり雪崩発生ポイントの上の濃霧の中)にいたってことじゃないかしら…雪崩の発生要因のひとつは、もしかしたら、この人たちが上にいたから…もあるんじゃないかしら…などと、思ってしまったんです。

八甲田には、酸ヶ湯の他にもガイドツアーがあるそうですが、所属とかは違っても、ガイド同士はみなさんよく知った仲だとか。だから、どのパーティーがどこを滑っているか、大体は把握しているし、コースがかぶっている場合は「ちょっとここで休憩にしましょう」と、前を行くパーティーのすぐ上は滑走しないように十二分に注意する…という話しを聞いたことがあります。

豪チームと米ガイドさんの一行は、もしかしたら…

・急に天候が悪化し、急いで降りたかった
・濃霧で下方の状況が把握できなかった

という、状況もあるでしょうが、

・ガイドが地元民ではなかった
・地元ガイド同士ではできていた、パーティー同士の
 暗黙の了解がうまくはかれてなかった
(ローカルルールがわかっていなかった可能性)

と、いうことも、もしかしたら、要因として挙げられるんじゃないかな…と、思ってしまったりして…。

いや、彼らがいなくても雪崩は発生したかもしれないし、実際、彼らがいなかったら、救助はもっと時間がかかって、被害が拡大していたことは確かでしょう。

ただ、マスコミが好きそうな美談ネタにもかかわらず、あまり露出していない(取り上げられていない)のは、いくらヒーローでも、もしかしたら一要因であるかも知れないから、取り上げることができない、あえて触れない…ようにしてるんじゃないか…と、勘繰ってしまいました。

あと、気になったのが…

東奥日報2月15日(木)に掲載されていた、三浦雄一郎氏の話。Web東奥にはないので、以下引用します。
---------------------
「ウィンドパックか」
青森市出身のプロスキーヤー三浦雄一郎さんの話

現場は東北特有の強い東風が雪に吹き付けることで雪の表面だけが硬く内部がスカスカの「ウィンドパック」という状態になり、その上をスキーヤーが横切ることによって表層雪崩が起きたのだろう。
---------------------
(※強調アンダーラインは、私がつけたものです)

ウィンドパックは、こっちでは「もなか」と言われる状態です。
この三浦雄一郎さんのコメントを読み返し、やっぱり…って、思っちゃったりして…。

けど、こういう状況(濃霧・急な天候の変化等)じゃ、誰が悪いとか言うべきものじゃないのかもしれない。誰がどこにいてもおかしくない…。もしかしたら、立場が逆だったかもしれない。

今回のケースが、私のこの妄想通りとは、決して限らないけど…だけど…

冬山に入る以上は、意図せずとも、被害者にも加害者にもなる可能性がある…そういう覚悟をしなくちゃいけない…。だから基本的には誰も責められないのかも…って、思いました。

↓こういう風に思ってる人、たくさんいると思うんだよね…
------------------------------
八甲田山雪崩事故。「無名・無償の働き」にも注目を! 17日09時47分
八甲田山の雪崩の報道を見ていて、いささか気になった部分がある。遭難したのは24人、死者2人、負傷者8人の事故となったのだが、この負傷者の救出に力のあったオーストラリアの民間山岳救助団体の8人についての報道があまりにも少ないのだ…
 …中略…
ジャーナリズムは、その面を忘れてはならない。原因究明も重要であろう。責任追及も大切だ。しかし、その事件や事故の隠れた部分をキチンと報道することもその職務ではないだろうか。八甲田山の雪崩事故の報道を見ていてそのことを痛切に思っている。犠牲者が2人で留まったことへの報道の視点が欠けてしまったのだ。犠牲者の人数が多ければ、大事件である。しかし、もし、この事故が犠牲者ゼロで全員が救出された事故であったとしたら、扱いはどうなったであろうか。美談として、オーストラリア人の救出協力が報道されたであろうか?


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私は、もし、この事故が犠牲者ゼロで全員が救出されたんだったら、美談として、オーストラリア人の救出協力がもっと大々的に報道されてるんじゃないかな…と思う。


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

そうです、それが気になっています。
でも、真相は、今後もわからないと思います。

■ とおりがかり さん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、今後も明らかになることはないでしょうね…。雪崩発生時の豪隊のいた位置、誰も触れない(報道されない)…だけに、余計に気になります。

また、帰りに、もう一度寄ってみました(笑)
私も「八甲田好き」の色眼鏡で見てしまいがちではありますが
本当のことを知りたいですね。

ちょっと、話は外れて
いろいろな、温泉やいろいろなところににいっておられてとても楽しそうですね。
私のおススメは、「八甲田ホテル」
泊まるには高くて手が出ないかもしれませんが、レストランでランチやお茶ぐらいならできると思います。どんな季節でもとてもゆったりとできてサイコーです。
最上級なホテルが味わえます。
もし、大大ふんぱつして泊まるとしたら、夕食もつけてね。こんなフレンチをココでいただけるのかと思うでしょう。
立ち寄り湯もさせてもらえるのではなかったでしょうか
私は酸ヶ湯温泉のひなびた感じも大好きなんですけどね
(ついでに言っておくと八甲田ホテルは酸ヶ湯温泉の経営です)

おっと、とおりがかっただけなのに、話が長くなりました。
では

■ とおりがかり さん
こんな、ひっそりと綴っているBlogに、再度のご来訪ありがとうございます。
今回、同じ事故を扱っているにもかかわらず、A新聞とY新聞の記事に、まったく異なる印象を受けました。その他の各報道の違いにも、とまどってしまって…。で、「ホントのところはどうなのか」を知りたいというか、なんというか…ホントのトコロが明らかになっても、誰の傷も癒せないとは思うのですが…

「八甲田ホテル」、実は、以前から一度泊まってみたいと思っているトコロなんです。日帰り圏内の温泉としては気後れするお値段ですが、ステキなフレンチが堪能できるなら…いつかこのBlogでレポートできればいいな…と、思っています(^_^)

■ とおりすがり さん
リンク先のお知らせありがとうございます。お知らせいただいたリンク先は、この「冬山2」のエントリーの直後にその存在を知り、4/4のエントリーを見て、以下の通り感想を記しております(4/9)ので、ご覧いただければ幸いです。
http://oh.cocolog-nifty.com/pon/2007/04/3_64db.html

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